2023年2月22日(水)に大原簿記情報専門学校 札幌校にて弊社社員が出張授業を実施しました。テーマは「顔認証(SAFR)について」。普段プログラミング等のITを学んでいる皆さんへ「SAFRはどのような特徴があるのか?」「どのような場面で活かされているのか?」などをお話しました。
顔認証システムSAFRとは?
世界最高水準のライブ動画向け顔認識プラットフォーム。NISTのFRVTというベンターテスト(WIRD部門)にてトップレベルの精度を誇ります。ディープラーニングにより1,000万を超える顔データを学習しており、顔認証のほかに映像から個人を特定せずに属性の推定を行うことも可能です。顔認証システムは、入退室管理・決済、属性推定を活用した来店者分析、視聴者属性によるデジタルサイネージコンテンツの出し分けなど利用方法は多岐に渡ります。
SAFR:https://safr.wpengine.com/ja/home/
生体認証の中での顔認証の優位性
・ハンズフリー(非接触)
・本人特定(なりすましの防止)
・物理キーと比較した際の管理コスト削減(鍵作成・紛失時の対応等が不要になる)
顔認証システムSAFRの優位性
アップデートにより下記のような新機能が追加され、活用の幅が今後ますます広がります。
方向検知:認証した人がどちらに移動したのか?⇒ 店舗内に設置し行動分析に活用
人物検知:手や足など体の一部でも検知可能 ⇒ ドローンと組み合わせて災害救助に活用
【担当より小話】システム開発にあたって
ソリューション構築では、システムの仕様検討を綿密に行うことが重要です。
考慮すべき点はお客様の要望・利便性・満足度・開発し易さなど多岐に渡ります。また、開発の方向性を決定する重要なプロセスとなるため様々な角度から十分に検討するよう心がけています。
デジックでのSAFR導入事例
出退勤管理
従業員が出勤・退勤の際に自ら申請を行うというシステムから顔認証システムへの切り替えを行いました。
事前に顔情報を登録しておくだけで申請の手間が削減され、正確かつリアルタイムな出退勤情報の確認・管理ができるようになりました。
電子通門証
従来は、オフィスへの来館者に対して氏名等情報の記入・通門証を発行・退館時の返却など様々な手続きが発生していました。
顔認証システムの導入により来館者の方は事前の顔登録のみで入館が可能となり、利便性の向上と守衛業務の省力化を両立することができました。
デモンストレーション
実際に生徒さんの顔を登録し認証しました。登録した方のお名前・推定年齢・推定性別・マスクを着用しているといった情報が表示されています。
受講後アンケートでは顔認証についての理解度・興味どちらも高い回答を頂きました。
今後も産学連携の取り組みとして継続して行っていきたいと考えております。貴重な機会を頂きありがとうございました!